割安成長株が出現しやすい状況とは?

 この割安成長株、どのような状況で出現しやすいのでしょうか。

 足元のように、日経平均株価が3万円近い高水準になっていたとしても、割安成長株はそれなりに存在します。

 ただ、全体的な株価位置が高い状況にある中で存在する割安成長株は、注意が必要な場合も多々あります。

 高い成長性が見込まれる株が本当に割安な状態で放置されているのは、マーケット全体が大きく売られたり、低迷していたりする状況下においてです。

 例えば、アベノミクス相場が2012年11月中旬以降スタートしましたが、その前の、株価が低迷を続けているときは、PERが5倍とか7倍で、年間成長率が20%くらいの銘柄もいくつも存在していました。

 株価水準が高いときであっても割安成長株は見つかりますが、本当に「お宝株」を見つけることができる可能性が高いのは、マーケット全体の株価が大きく下落したときです。

 今はよい株は高くてなかなか買いにくいと思っている方は、今後マーケット全体が大きく調整することがあれば、その時を逃さないようにしておきましょう。

 このように、割安株と成長株の「いいとこ取り」をした割安成長株ですが、実際には投資するに当たって注意しておかなければならない点もいくつかあります。

 これについて詳しくは次回ご説明したいと思います。

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