これから始まる日米の1~3月決算にも注意

 これから、日米で1~3月の業績発表が始まります。米国の企業業績の伸びは、鈍化する見込みです。2018年の大型減税効果が一巡するからです。米中貿易戦争の影響も、出てくる見込みです。ややネガティブな決算となる可能性もあります。

 日本の企業業績にも、警戒が必要です。日本では3月期決算企業が、新年度(2020年3月期)の業績予想を発表します。世界景気に不透明感が出ていること、今年10月に消費増税が予定されていることから、今回はかなり慎重(低め)な予想が発表される見込みです。

 日経平均は、今週にも2万2,000円を回復する可能性がありますが、そのまま一本調子の上昇が続くとは考えられません。もし、決算発表や政治不安から日本株が売られる局面があれば、そこは長期的スタンスで日本株を買っていって良いと思います。

 

▼もっと読む!著者おすすめのバックナンバー

4月11日:半導体関連株は引き続き「買い」と判断:2020年に半導体ブーム復活へ
4月9日:2019年のGW10連休相場を推測!「連休前後は荒れ相場」は本当か?
4月8日:景気敏感株が動き出した!2020年の世界景気回復の兆しか