1958(昭和33)年10月18日

フラフープ発売、子供も大人も熱中

 1958(昭和33)年10月18日、大型の輪を腰のまわりで回転させて遊ぶフラフープが日本で発売されました。子供だけでなく大人も熱中になりました。

 フラフープはプラスチックやポリエチレンなど軽い素材でできた直径1メートルほどの輪。18世紀ごろにはすでに、フラフープの語がありました。ハワイのフラダンスのように腰を動かしてフープ(輪)を上手に回す、という造語です。

 日本では東京都内の百貨店を皮切りに全国で売り出され、発売から1カ月で80万本が販売されました。美容と健康にいいと宣伝されたこともあって、大人の購入も多かったそうです。

 しかし、路上でフラフープに熱中していた子供が交通事故に遭うケースが相次いだほか、フラフープが原因と誤認された腸捻転も報告され、日本上陸から2カ月足らずでフラフープの大ブームは急速に鎮静化していきます。当時の知識人たちは日本人の国民性を「熱しやすく冷めやすい」と評しました。
 

1958年10月18日の日経平均株価は

609円94銭