2020(令和2)年10月16日
『鬼滅の刃』公開。歴代興行成績1位に
2020(令和2)年10月16日、アニメ映画『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が公開されました。公開から10日間(10月16~25日)の興行収入が国内最速で100億円を突破した映画になりました。
『鬼滅の刃』は『週刊少年ジャンプ』に2016年から連載されていた人気漫画です。大正時代を舞台に鬼に一家を惨殺された兄・竈門炭治郎(かまど・たんじろう)が、鬼と化した妹・禰󠄀豆子(ねずこ)を人間に戻すため、鬼たちと死闘を繰り広げるという物語です。コミックスも、2021年4月現在で、累計1億2,000万部を超えるベストセラーになっています。
映画の大ヒットは続き、74日目の12月28日には、これまで国内興行収入首位だった『千と千尋の神隠し』の316億円を19年ぶりに上回りました。2021年2月28日時点では377億円と、歴代興行収入No.1作品として不動の地位を築きました。
2020年は新型コロナ感染症のまん延で、社会活動が著しく制限された1年でしたが、そのせいもあってか、映画館も他の映画はそっちのけで『鬼滅の刃』を一極集中上映。全国400館超の劇場の多数のスクリーンで同時上映を行ったことも、異例の速さで歴代最高の興行収入を更新する原動力になりました。