先週の結果

先週は、米株と円安にサポートされ、一時33年ぶりの3万1,000円台回復

 先週の予測では、3万円水準を超えたところでは、一服するところとしましたが、米国株高、ドル高・円安にサポートされ、外国人買いの優勢が止まらず、5月22日(月)に1990年7月以来、33年ぶりに3万1,000円台を回復しました。

 そして翌日の23日(火)も、3万1,352円まで上昇し、終値では▲129円の3万957円と9日ぶりに反落しましたが、どちらかというと一服したという感じでしょう。

 目先は、過熱感はさらに高まっていることから、23日(火)の▲129円に続き、24日(水)は、一時▲390円の3万566円まで下げるも、下げ渋り▲275円の3万682円と続落しました。

 しかし、特に悪材料が出たわけではないので、25日(木)は反発し、+118円の3万801円でした。

 週末の26日(金)は、エヌビディアの急伸でナスダックは3日ぶりに大幅反発したことや、米国の利上げ思惑からドルが買われ、140円台まで円安進行となり、輸出関連株、特に半導体が買われ、日経平均は一時+300円の3万1,101円まで買われたものの、大引けでは+115円の3万916円と上げ幅を縮小しました。

 トピックスは▲0.31Pの2,145Pですので、輸出関連の値ガサ株が指数の上昇を支えていることになります。全業種(33種)のうち8業種が値上がりし、25業種が値下がりという輸出関連に偏った売買が行われています。

 週末の米株式は、NYダウは+328ドル、ナスダックは+277P、S&P500種指数は+54Pと3指標そろって大幅高となりました。物価上昇が続き、FRBによる利上げ長期化が意識され、ドルが140.73円まで買われ、エヌビディアの決算を好感する流れが続き、債務上限問題への進展期待が相場を押し上げました。

 為替の円安が一段と進行したことで、シカゴ日経先物は+540円の3万1,500円と急伸しました。