長期投資は「最高の生涯学習の対象」

「1990年以降のグローバル化の変遷」の図で書いたとおり、1990年前後は「経済」のみをもとに分析できました。しかし今は「より社会」で分析する必要があります。「社会」とは、経済のほか、心理、宗教、人種、文化、各種技術など、広範囲を網羅する言葉です。

 これからの相場分析には、経済だけでない、広範囲を網羅した視点が必要となるでしょう。そして、以下のような考え方も必要になると、筆者は考えています。

 学生だけでなく社会人も求められている「主体的な行動」です。過去の常識や、わかりやすい・理解しやすいことだけにとらわれず、俯瞰(ふかん)的に物事を考え、冷静に行動をするために(長期投資で成功するために)、欠かせないことだと、筆者は考えます。

 以前の「金(ゴールド)最高値更新!人類最後の日!?」で述べた、「過去ではなく今を凝視すること」と合わせることで、長期投資が「最高の生涯学習の対象」になると、筆者は信じています。

図:長期視点の行動全般(投資含む)に役立つ考え方

出所:筆者作成

[参考]コモディティ(全般)関連の具体的な銘柄

投資信託

iシェアーズ コモディティ インデックス・ファンド
ダイワ/「RICI(R)」コモディティ・ファンド
DWSコモディティ戦略ファンド(年1回決算型)Aコース(為替ヘッジあり)
DWSコモディティ戦略ファンド(年1回決算型)Bコース(為替ヘッジなし)
eMAXISプラス コモディティ インデックス
SMTAMコモディティ・オープン

ETF

iPathピュア・ベータ・ブロード・コモディティETN (BCM)
インベスコDB コモディティ・インデックス・トラッキング・ファンド (DBC)
iPathブルームバーグ・コモディティ指数トータルリターンETN (DJP)
iシェアーズ S&P GSCI コモディティ・インデックス・トラスト (GSG)