先週の結果

先週は、20日の日銀の緩和修正のサプライズを受け急落し下値確認へ

 先週の予測では、2万7,000~2万8,000円のレンジの中でのもみあいを想定していました。

 20日(火)の前場は+77円の2万7,315円と4日ぶりの反発となったものの、午後の日銀金融政策決定会合では事前に予想していた現状維持に反して、大規模緩和の修正を発表し、ネガティブサプライズとなりました。

 為替は急速な円高が進み、日経平均は一時▲820円の2万6,416円まで急落し、▲669円の2万6,568円で引けました。

 21日(水)には、▲298円の2万6,269円まで下げ、終値でも▲180円の2万6,387円と2万6,500円を割り込んで引けました。

 この日の引け後の米国市場では、ナイキなどの好決算を受けて、過度な警戒感が和らぎNYダウは+526ドルの3万3,376ドルと反発しました。

 これを受けて22日(木)の日経平均は、直近の5日間で1,700円強の下落となっていたことで、自律反発も加わって反発となりましたが、海外投資家がクリスマス休暇入りで買い手が少なく+120円の2万6,507円の反発で終わりました。

 しかし、引け後の米国市場では、7-9月期のGDPが予想を上回ったことで、利上げ懸念が再燃し、主要3指標そろって大幅下落となり、NYダウは一時▲803ドルの3万2,573ドルまで下げ、終値では▲348ドルの3万3,027ドルとなりました。

 週末の23日(金)は、前日の米株式が半導体企業の先行き業績の警戒感からフィラデルフィア半導体株指数が4%を超える下げとなったことで、半導体関連株が売られました。

 これを受けて日経平均では円高の影響もあり、半導体関連株が大きく売られ一時▲401円の2万6,106円まで下げました。売り一巡後の戻りも限定的で終値は▲272円の2万6,235円でした。

 週末のNYダウは、クリスマス休暇の市場関係者が多く薄商いの中で原油相場高を受け、エネルギー株が上昇しました。

 NYダウは+176ドルの3万3,203ドル、ナスダックは+21Pの1万497Pでした。シカゴ日経先物は+65円の2万6,215円となっていました。