今週の指標:NYダウ(ダウ工業株30種平均)

 本日26日(月)は、クリスマスの振り替え休日で休場。FRBの利上げ継続と、それが景気後退につながるという懸念は根強く、年末ラリーへの期待も薄まるため、年末にかけての大きな上昇は期待できそうにありません。

 1月4日にFOMC(米連邦公開市場委員会)議事録公開、6日には雇用統計の発表を控え様子見が続きそうです。

先週の動き

 前週末からFRBの利上げ継続が景気を冷やし、企業業績への懸念も生まれて下落が続き、19日(月)は▲162ドルの3万2,757ドルでスタートしました。

 20日(火)は日銀のネガティブサプライズを受けたものの、NYダウは+92ドルの3万2,849ドルと5日ぶりの反発。21日(水)はナイキやフェデックスが好決算を発表したことで、企業業績の過度な警戒心が和らぎNYダウは+526ドルの3万3,376ドルと大幅続伸となりました。

 しかし22日(木)は7-9月期GDP(国内総生産)が予想を上回って好調だったことから、利上げ懸念が再燃し、一時▲803ドルまで下げて、終値は▲348ドルの3万3,027ドルと反落しました。

 週末の23日(金)は、クリスマス休暇で市場参加者が少ない中、原油高を受けてNYダウは+176ドルの3万3,203ドル、ナスダック総合指数は+21Pの1万497Pの反発でした。

今週の指標:ドル/円

 日銀は今後引き締め的な政策に転換するとの見方が広がっていますが、株式などのリスク資産から安全資産であるドルへの逃避が広がる可能性があり、ドルは下げ渋りとなりそうです。

先週の動き

 先週は、20日(火)の日銀の金融政策決定会合での長期金利の許容変動幅の拡大を受け、実質利上げとの見方から、一時1ドル=130.58円まで急落しました。

 ただ、131円以下ではドル買いが観測されており、23日には一時133.14円まで上昇し、週末は132.84円で引けました。131~134円のレンジの動きとなっています。