先週の結果

先週は、週末に想定した2万7,500~2万8,400円の下限を一時切る

 先週の予測では、日経平均は2万7,500~2万8,400円のレンジの中の動きを想定しました。

 週始めの12日(月)は、前週末の米国株式では生産者物価指数が予想を上回ったことで、利上げ長期化懸念からNYダウが▲305ドルとなっていたことで、日経平均は朝方▲166円の2万7,734円まで下げましたが、終値では▲58円の2万7,842円でした。

 その後は反発に転じ、14日(水)は前日のNYダウが11月CPI(消費者物価指数)の伸びの鈍化を受けて、利上げ長期化への懸念が後退し、一時+240円の2万8,195円まで上昇し、終値は+201円の2万8,156円と半月ぶりの2万8,000円台回復となりました。

 15日(木)は、FOMC通過で手掛かり材料に乏しく、上値は限定され▲104円の2万8,051円でした。

 しかし、週末は前日の米国市場でFOMCの利上げ長期化による景気悪化懸念の見通しや11月小売売上高が予想以上の悪化となったことで、景気後退懸念が一段と強まり、NYダウは一時▲950ドル下げて、終値は▲764ドルの3万3,202ドルの大幅続落となりました。

 これを受けて、世界的に景気が後退するとの懸念が強まり、半導体・電子部品関連株を中心に売りが広がり、▲524円の2万7,527円となりました。

 先週は、2万7,500~2万8,400円をレンジとしていましたが、14日(水)に2万8,195円まで上昇し、週末の16日(金)は一時2万7,488円と一時2万7,500円を割り込みましたが、終値では2万7,527円でした。

 週末16日(金)のNYダウは、▲281ドルの3万2,920ドルと3日続落で、11月9日以来の3万3,000ドル割れとなりました。

 14日のFOMCの結果を受け、利上げの長期化見通しや景気後退懸念が強まり、一時▲547ドルまで下げ▲281ドルで終わりました。

 シカゴの日経先物は▲190円の2万7,280円となっていました。