8月のビットコインイベント

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NEW! 8月11日 BlackRock、BTC私募投信提供開始
NEW! 8月2日 MicroStrategy、マイケル・セイラーCEO退任、会長に

*2022年1月以降の主なビットコインイベントは記事最終ページにまとめています。
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8月の振り返り

8月のビットコイン価格(円)とイベント

(出典:Cointelegraphより楽天ウォレット作成)

 8月のBTC(ビットコイン)相場は上値の重い展開。

 月前半はじりじりと値を上げたが、2万5,000ドル(約345万円 138円換算)に跳ね返されると、今度は2万ドルを割り込んだ。

 7月に発表された第2四半期の米GDP(国内総生産)は一般にリセッション入りの基準となる前期比で2期連続マイナス成長となった。市場では、これによりFRB(米連邦準備制度理事会)の利上げが早期にピークアウトし、来年5月には利下げに転じるとの見方が浮上した。

 この結果、8月に入っても弱い経済指標が出ると、利上げ鈍化期待でリスクオンになる相場が続き、特に8月10日に発表された7月のCPI(消費者物価指数)が前月の9.1%から8.5%に低下すると、そうした市場の楽観的な見方が強まった。

 そうした中、BTC相場は2万5,000ドル水準に何度か上値を抑えられるも、15日には一時的に上抜けに成功した。

 しかし、16日に9月FOMC(米連邦公開市場委員会)での75bp利上げを支持する可能性に触れたジェームズ・ブラード セントルイス連邦準備銀行総裁を皮切りに こうした市場の甘い見通しに対して警鐘を鳴らすFRB高官発言が相次ぎ、米株は下落に転じ、BTCも2万ドル台まで値を落とした。

 その後はジャクソンホール会議を控え2万1,000ドル台でのもみ合い推移が続いたが、同会議でのジェローム・パウエルFRB議長の講演内容がタカ派なものだったことから米株が下落、BTCも2万ドルを割り込んだ。

 しかし2万ドル割れでは下げ渋り、2万ドルを挟んでのもみ合い推移が続いている。