バリュー相場が終われば、次はグロース相場に

 去年から今年にかけて、グロース(成長)株が売られる中、バリュー(割安)株の上昇が目立つ「バリュー相場」が続いてきました。それが、以下のTOPIX(東証株価指数)バリュー指数とグロース指数の動きから分かります。

TOPIXバリュー指数とTOPIXグロース指数の日次推移:2021年1月4日~2022年8月12日

出所:QUICKより楽天証券経済研究所が作成。2021年1月4日の値を100として指数化

 ただ、今年の7月以降、グロース株の反発が少し目立つようになっています。ここからグロース株優位のグロース相場に転換する兆しと言えます。そろそろグロース株を少しずつ買ってみても良いかもしれません。

 バリュー相場からグロース相場への転換がいつ起こるか誰にも分かりませんが、一つだけ分かっていることは、バリュー相場・グロース相場は過去に何度も入れ替わっていることです。バリュー優位がかなり進んだので、そろそろ次の展開に備えた方が良いかもしれません。