値動きの荒い展開、下値は2万5,700円弱?

 また、下の図3の75日移動平均線乖離(かいり)率のボリンジャーバンドを見ても、バンドの幅が広い状況を保っており、株価のボラティリティが大きい状況も続いています。

■(図3)日経平均75日移動平均線乖離率のボリンジャーバンド (2022年4月28日時点)

(出所:MARKETSPEEDⅡデータを元に筆者作成)

 先週末28日(木)時点の75日移動平均線の値が2万7,033円でしたので、これをベースに各ボリンジャーバンドの値で想定レンジを計算すると、2万4,116円から2万7,995円とかなり幅広くなりますが、実際には、上値がプラス2σ(シグマ)の値(3.56%)の2万8,000円水準、下値はマイナス5%の2万5,700円弱ぐらいが実現可能性の高そうな目安として意識されそうです。