今週の指標:NYダウ(ダウ工業株30種平均)

 先週の予測では、6日続落で目先の下値ポイント3万3,800ドル水準へ接近しており、ここからどう動くのかは25日(火)~26日(水)のFOMCの結果が注目となるとしました。

 先週は大きな上下動を繰り返して下げてきました。24日(月)は早期利上げ観測とウクライナ情勢でNYダウは▲1,115ドルまで下げて、終値は+99ドルと7日ぶりの反発となりました。

 25日(火)は、一時▲818ドルまで下げて終値は▲66ドル、26日(水)は+517ドルまで上昇し、終値は▲129ドル、27日(木)は一時+605ドルまで上昇し、終値は▲7ドルの3万4,160ドルという動きでした。大きな上下動ですが、下値は3万4,007ドルです。

 つまり、リスク回避の売りと、まだ金余りの状況による押し目買いの繰り返しというところです。

 先週のFOMCで目先のアク抜けから週末は企業決算期待で大きく反発しました。この反発がどこまで続くかは、3月の利上げ実施までは金融引き締めの流れの不透明さが残っているので、まだ上下動を繰り返す可能性があります。

 一方で、主要企業の2021年10~12月業績や2022年1~3月見通しは市場予想を上回っているため下げてもすぐに戻る相場が続くことになります。