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著者の窪田真之が解説しています。以下のリンクよりご視聴ください。
【日本株】世界株安 日経平均下放れ 業績相場への移行見すえて押し目買いの機会待つ

日経平均はタカ派FRBへの警戒で売られる

 先週(1月24~28日)の日経平均株価は1週間で804円下がって2万6,717円となりました。27日に日経平均は、一時2万6,044円まで売られました。

 26日(日本時間で27日の早朝)に米国の金融政策を決めるFOMC(連邦公開市場委員会)の結果が発表され、FRB(米連邦準備制度理事会)が一段とタカ派色を強めていることに警戒感が強まりました。

 27日は外国人と見られる売りで日経平均が一段安となりました。ウクライナをめぐる地政学リスクの高まり、オミクロン感染拡大によるまん延防止等重点措置の全国的な発令も株安要因となりました。

 ただし、28日には日経平均は547円高と反発して2万6,717円に。日米で10~12月の業績発表が始まっていますが、出だしとしては好調な発表が多いことを受け、押し目買いも出ています。

NYダウと日経平均の推移:2020年末~2022年1月28日

出所:QUICKより楽天証券経済研究所が作成