売り時さえ誤らなければ、大失敗はほぼ避けられる

 それでも、どうしても株価が急上昇している株に乗りたい、という方もいるかもしれません。その場合は、「株価下落による損失が大きくふくらまないような対策」を講じたうえで買うようにしてください。

 例えば、25日移動平均線の代わりに5日移動平均線を用いて、5日移動平均線を割り込んだら売るようにするとか、買値から10%値下がりしたら損切りする、というようにです。

 そして、その対策を確実に実行するために、逆指値注文を活用するとよいでしょう。特に株価が急騰している銘柄は、反落するときのスピードもとても速くなりますから、損切りに躊躇していると、あっという間に損失が膨らみ、売るに売れなくなってしまう可能性もあるからです。

 どんなにひどいタイミングで買っても、売り時さえ誤らなければ大失敗はほぼ避けられます。株価が高いところで買うときは、なおのこと、売り時はシビアに考え、しっかりとルールを決めてそれを守るようにしてくださいね。