米国小売業の決算5:ウィリアムズ・ソノマ(WSM)

 ウィリアムズ・ソノマ(WSM)は、家具、キッチン用品などの専門店です。

 同社の第2四半期(7月期)決算ではEPSは予想2.58ドルに対し3.24ドル、売上高予想18億ドルに対し19.5億ドル、売上高成長率は前年同期比+30.7%でした。

 部門別売上高と(前年同期)は下記の通りです。

部門 売上高(前年同期)
ポテリーバーン 7.32億ドル(5.63億ドル)
ウエストエルム 5.80億ドル(3.81億ドル)
ウィリアムズ・ソノマ 2.55億ドル(2.43億ドル)
ポテリーバーン・キッズ&ティーン 2.74億ドル(2.36億ドル)

 既存店売り上げ比較は+29.8%でした。ブランド別では下記の通りです。

ブランド 売り上げ比較
ポテリーバーン +29.6%
ウエストエルム +51.1%
ウィリアムズ・ソノマ +6.4%
ポテリーバーン・キッズ&ティーン +18.0%

 とりわけ「ミッドセンチュリー・モダン」と呼ばれる1950年代の直線的でシンプルなスタイルの家具のブランドである「ウエストエルム」が大躍進しています。

 ネット通販が売上高に占める割合は65%でした。

 GAAP(米会計原則)グロスマージンは44.1%でした。これは前年同期比+710ベーシスポイントの改善でした。

 GAAP営業マージンは16.6%でした。

 営業キャッシュフローは4.75億ドルでした。

 2021年度の売上高ガイダンスはこれまでの「+10~16%」が「+17~22%」に引き上げられました。