今週の指標:NYダウ平均株価

 FRBによる年内の金融緩和縮小開始の思惑が強まる中、今週は26日から始まるカンザスシティー連銀主催の経済シンポジウムでパウエル議長が金融緩和縮小の具体的ヒントを出すかどうかが注目となります。

 新型コロナデルタ株の感染拡大の状況によっては金融緩和縮小にもストップがかかるという見方もあり、思惑から相場は荒い動きとなるかもしれません。

 ただし、低金利は長期にわたり維持されるとしており、2021年中の金融緩和縮小があったとしても、下げれば押し目買いとなりそうです。

先週の動き

 先週は、前週末の13日(金)に8月米ミシガン大学消費者信頼感指数が10年ぶりの低水準となったことで、為替が1ドル=110.24円から109.55円へドルが急落したことで、今週のNYダウは高値圏での一服を想定しました。

 週始めの16日(月)こそ+110ドルの3万5,625ドルと最高値を更新したものの、その後は17日(火)▲282ドル、18日(水)▲382ドル、19日(木)▲66ドルの3万4,894ドルと3日続落となりました。

 週末の20日(金)は、ハイテク株が買われて相場を下支えし、+225ドルの3万5,120ドルで終わりました。