今週の指標:NYダウ平均株価
今週も引き続き、もみ合いながら底堅い展開となりそうです。8月の相場は弱いという季節的要因よりも、FRB(米連邦準備制度理事会)の早期の金融引き締めや新型コロナデルタ株の感染拡大などに対し、企業利益の力強い伸びが相場をサポートすることになりそうです。
また、米上院はインフラ事業を巡り協議を続ける予定で、さらに回復期待を後押しすることになります。
先週の動き
新型コロナデルタ株が米国でも拡大しており、売られる場面はありますが、7月のFOMC(米連邦公開市場委員会)で金融緩和を解消するには、まだ時間がかかるとのFRB議長の発言もあり、経済の回復期待から相場を後押しすることになります。
結果的には、新型コロナデルタ株の感染拡大よりも企業の好決算に目が向き、経済指標も予想を上回るものが多かったことで、主要3指数は交互に史上最高値を更新する動きとなりました。
週末の8月6日(金)は、注目の7月米雇用統計は市場予想を上回り、失業率も1年4カ月ぶりの低水準となったことで、NYダウとS&P500は史上最高値を更新して引けました。