今週の指標:日経平均株価
今週は3連休明けで、米国の7月雇用統計が市場予想を上回って、NYダウ、S&P500が史上最高値を更新したこともあり、米国株が引き続き堅調であれば、日本株式には追い風となりそうです。
しかし、新型コロナの感染拡大のスピードが止まっておらず、上値は重く2万8,000円は目先の上値のフシとなります。上値を抜くには25日移動平均線(2万8,076円)、200日移動平均線(2万7,906円)の二つの移動平均線を突破する必要があります。
年初来高値の信用期日が8月15日(休日のため前営業日の13日)に到来しますので、ここを通過すれば8月後半は上昇が期待できます。
先週の動き
先週の予測では、国内の新型コロナ感染拡大のスピードと企業決算の内容をにらみながら、2万6,900~2万7,800円の中でのもみ合いを想定しました。このもみ合いの下値で動く場合は、感染拡大のスピードが早まり、米国株式が最高値から一服すれば、信用期日前に銘柄が売られてくるところでしたが、米国株は最高値更新の状況となったことで、週末は2万7,800円水準での動きとなりました。3連休前ということもあり様子見気分が強く、好決算の個別株物色で底堅い動きとなりました。ただし、上値を追うには材料不足というところでした。