7731 ニコン 東証1部

PER(株価収益率)23.09倍、PBR(株価純資産倍率)0.69倍、配当利回り2.98%

 2021年5月13日発表。2022年3月期本決算予想は、前期比で営業利益+135.6%の200.00億円、経常利益+148.5%の220.00億円と3期ぶりの増収・増益の見通し。

 2017年11月9日の2,373円、2018年1月5日の2,396円を2点天井に、7月6日に1,673円まで押し目を入れ、ここから10月2日に2,176円 まで反発したところが戻り天井となり、下降トレンド(A)に転換しました。

 この中で2019年8月7日に1,280円まで下げて、もみあったあと反発に転じるものの11月12日に1,587円まで上昇したところで、コロナ相場に巻き込まれ2020年3月13日に845円まで下落しました。

 日経平均をはじめほとんどの銘柄は、この水準でいったん底打ちしたものの、ニコンは半導体不足から業績悪化の見通しとなり、4月30日の1,019円まで上昇したあと再下落となって、10月20日に620円まで下げましたが、今後の半導体需給の見通しを受けて反発に転じ、上昇トレンド(B)へ転換しました。

 この上昇トレンド(B)の中で2021年3月24日に1,162円まで上昇後、4月21日に977円まで押し目を入れ、6月25日に1,238円の年初来高値をつけて一服となっています。

 コロナ禍での世界的な半導体不足から需要は衰え知らず。5Gの普及でますます関連需要が本格化して、ニコンも今期、業績急回復の見通しです。