6月の売買代金ランキング(人気株)

 6月も新興株市場は薄商い。マザーズ市場の1日当たり売買代金は1,360億円(1月2,311億円→2月2,037億円→3月1,637億円→4月1,567億円→5月1,427億円)と、今年最低でした。月前半、マザーズの流動性を吸い上げた新興株が1銘柄ありました。

 それが、ジャスダック上場のシンバイオ(6月の売買代金ランキング1位)。7日には、シンバイオ1銘柄の売買代金がマザーズ市場全体の43%相当という大商いも記録。この日のマザーズ市場の売買代金は1,007億円と今年最低でした。

 また、ここにはランクインしていない銘柄に6月IPOがあります(25日移動平均売買代金が計算できないため)。IPOラッシュ前(6月1~21日)のマザーズ市場の1日当たり売買代金は1,265億円でしたが、IPOラッシュ中(6月22~30日)は同1,564億円にアップ。この上乗せ分は、連日、1日当たりの売買代金の3割以上を6月IPOが記録したため。

 圧巻だったのが事前人気は低かった日本電解でした。29日の売買代金は361億円と、1銘柄でマザーズ全体の2割を占める大フィーバー。事前の人気度など関係なし、「IPOは開けてみないと分からない!」ですね。

市場 コード 銘柄名 6月末
終値
時価総額
(億円)
売買代金
25日移動平均値
(億円)
月間
騰落率
ジャスダック 4582 シンバイオ 2,397 921 137 26.2%
東証マザーズ 4934 Pアンチエイジ 14,420 1,257 115 -14.2%
東証マザーズ 4385 メルカリ 5,900 9,308 59 13.7%
ジャスダック 2702 マクドナルド 4,900 6,515 57 -1.1%
東証マザーズ 7342 ウェルスナビ 4,035 1,840 57 -5.4%
ジャスダック 6890 フェローテック 3,415 1,275 50 28.6%
東証マザーズ 6613 QDレーザ 1,570 543 43 -4.6%
東証マザーズ 4477 BASE 1,689 1,871 41 -2.2%
ジャスダック 6614 シキノハイテック 3,820 165 39 98.4%
東証マザーズ 6521 オキサイド 10,060 474 30 31.0%
東証マザーズ 2370 MDNT 96 168 29 77.8%
東証マザーズ 4436 ミンカブ 3,870 577 25 -6.3%
東証マザーズ 2150 ケアネット 8,220 908 24 2.8%
東証マザーズ 4488 AIinside 13,410 525 24 -19.2%
東証マザーズ 4478 フリー 10,210 5,586 23 23.5%
東証マザーズ 4880 セルソース 17,500 1,082 22 50.9%
東証マザーズ 6255 エヌピーシー 817 180 19 22.9%
東証マザーズ 4563 アンジェス 894 1,368 18 -13.0%
東証マザーズ 4475 HENNGE 3,805 618 18 -24.7%
ジャスダック 2667 イメージワン 798 79 16 0.0%