景気敏感バリュー株「買い場」の判断を改めて強調

 結論は、毎回、述べていることと変わりません。緊急事態宣言の延長があっても、日本の景気・企業業績の回復は続くと考えています。

 外食・観光・イベント・電鉄・航空業の業績低迷は長引きそうですが、米国と中国の景気拡大の恩恵を受ける、景気敏感バリュー株の業績は一段と拡大すると思います。

 したがって、ここは景気敏感バリュー株「買い場」との投資判断を、改めて強調します。特に、金融・資源関連・製造業などの景気敏感バリュー(割安)株の投資妙味が大きいと考えています。

 メインシナリオとして私は、日本の景気・企業業績の回復が年後半にかけて鮮明になり、日経平均は再び上昇に転じて、年初来高値(2月16日の30,467円)を越えていくと予想しています。

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