日経平均・TOPIXに膠着感が強まる場合はマザーズ指数が注目される

ちなみに、日経平均やTOPIXに膠着(こうちゃく)感が強まった場合には、マザーズの動きが注目されそうです。

■(図4)マザーズ指数(日足)とMACD(2021年4月16日取引終了時点)

出所:MARKETSPEEDⅡを元に筆者作成

 最近のマザーズ指数の動きを整理してみると、2月16日と3月18日の高値同士を結んだ「上値ライン」を上抜け、1,250pに上値を抑えられつつもみ合いが続いています。この上値ラインは、ダブルボトム形成における「ネックライン」と見ることもできます。

 先週末16日(金)終値がほぼ高値引けであることや1,250p台に乗せてきており、ボックスを上放れしそうな状況になっています。今週のマザーズ銘柄の決算発表はマクアケのみと少ないこともあり、軽い値動きで上値をトライする場面があるかもしれません。