ドル安も株価支援材料

 さらに言えば年初から貿易加重ドル指数は下落基調にあります。これは米国の輸出企業にとってフォローの風を吹くことを意味します。

 

まとめ

 米国の第3四半期決算発表シーズンが始まっています。これまでのところ滑り出しはまずまずですが、アップサイドは小さいです。四半期EPSの前年比での成長率は「エアポケット」にさしかかっており、収益成長を理由に米国株を買い進みにくい状況になっています。いまS&P500のPERは18倍になっており、これは歴史的に割高です。

 しかし長期金利は低いですし、加えてドル安基調なので、ブル・マーケットがすぐ終焉するようなプレッシャーはあまり感じられません。