※このレポートは、YouTube動画で視聴いただくこともできます。
著者の窪田真之が解説しています。以下のリンクよりご視聴ください。
「 [動画で解説]米金利上昇に歯止めかからず 日米ともバリュー株に強気継続」
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米長期金利の上昇止まらず1.7%台に。グロース売られ、バリュー買われる
米景気回復期待の強まり、インフレ懸念の発生を受けて、米長期金利の上昇が続いています。
米長期金利(10年国債利回り)推移:2020年1月2日~2021年3月19日
世界の株式市場では、景気回復期待を好感しつつ、金利上昇を警戒する流れが強まっています。
昨年までの世界株高を牽引したグロース株(成長株)は、株価バリュエーションが高くなっていることから、金利上昇を嫌気して売られるようになっています。一方、景気敏感株が多いバリュー株(割安株)が買われる流れが続いています。
日経平均・ナスダック総合指数・NYダウの動き比較:2019年末~2021年3月19日
米国株では、グロース株比率が高いナスダック総合指数の下げが大きくなる中、バリュー株が多いNYダウは相対的に堅調です。
日経平均株価は、値がさグロース株の構成比が高いので、グロース指数に近い動きをしています。日本株でも、バリュー株が上昇する中、グロース株が売られる流れが続いています。