実はもう65歳以降働ける会社が3社に1社?

 ここまで「これから70歳現役社会へ移行が始まる」としていますが、あなたが思ったより早く、その時代はやってくるかもしれません。

 厚生労働省の「令和2年高年齢者の雇用状況」によれば、65歳定年企業は全体の18.4%を占めています。大企業は11.9%と低いものの、中小企業では20%を超えそうな勢いです。

 66歳以降働ける制度のある企業は33.4%もあります。こちらも大企業では28.2%と下がるものの、中小企業では、すでに65歳を過ぎても働ける環境が整っていたりします(元気ならいつまで働いてくれてもいいよ、という感じでしょうか)。

 同じ調査では、70歳以降働ける制度のある企業も31.5%あるというから驚きです。

 あなたが50代であれば、もう「70歳まで働ける」条件は得られる可能性が高いと思います。そのとき、

「自分がやりたいかどうかで65歳以降働くかを決める」
「自分で辞める年齢を決める」

 という選択をするため、iDeCoやつみたてNISAの資産形成をがんばってみてください。