「銀座で飲み会」は平成のメモリー?

 NY市のマンハッタン空き室率は、過去20年間で最悪の15%に上昇しています。これは米国に限ったことではなく、日本でもハイブリッド型の仕事スタイルが主流になれば、(たとえ週1回は出社するとしても)都心部に通勤するサラリーマンの総数は大きく減ることになります。

 オフィス街のレストランやコーヒーショップの需要は低くなります。銀座のような場所で仕事帰りにショッピングや食事を楽しむ機会も減っていきます。都心部の繁華街での支出は、コロナ前に比べ5%から10%減ったという調査結果が出ています。WFHが仕事スタイルとして根付くなかで、都心部での消費縮小は今後も続くことになり、その地区の税収や不動産価格にも長期的な悪影響を及ぼすことになります。