チポトレ・メキシカン・グリル

チポトレ・メキシカン・グリル(ティッカーシンボル:CMG)はメキシコ料理のファースト・カジュアル・レストランです。

同社は1年ほど前に食中毒事件を起こし、来店客が激減しました。

同社は元々、フレッシュで、美味しい料理を、来店客の好みに合わせて、サーブするというコンセプトでした。しかし事業規模が大きくなるにつれて、この原点を忘れ、経営指標の達成にばかり気を取られてしまいました。

一例として新しいスタッフを採用するとき、そのテンポのスタッフ全員が候補者をインタビューするということをやっていました。このため一人を採用するのに、のべ17回も面接を繰り返すなどの非効率が生まれていたのです。

このような形式ばかりに気を取られる経営により、接客や従業員のトレーニングがおろそかになりました。

同社は食中毒事件を教訓として、原点に立ち戻り、全てをシンプル化し、従業員のトレーニングと接客への集中を最優先することにしました。

またデジタル戦略に注力し、待ち時間の短縮などの効率UPを狙う方針です。