日本人は「炎柱」を目指してみよう
日本人としてはFIREムーブメントから、いくつか学べることもありそうです。
・収入増へのこだわり
・支出減へのこだわり
の2点については投資家も見習う余地があるように思います。資産形成のベースとなる「掛金の拠出」をもっと増やす方法は、この2つにより最大化を図れます。
しばしば、転職活動(少なくとも自分の年収増の可能性のリサーチ)をまったくせずに、投資するお金がないと嘆く人がいます。あるいは、節約はケチくさいことであって投資とは関係ないことと位置づけている人もいます。
実は豊かな財産を築く、1歩目は「より多く稼ぐこと」、2歩目は「節約して少しでも残すこと」です。これは私も過去のコラムで何度か指摘したことがあります。
2021年には「年収増」と「支出減」をぜひ意識してみてください。そして、毎月の積立額を増やせないか考えてみてはどうでしょうか。また、
・長期・積み立て・分散投資の活用
のコンセプトは普通にそのまま活用できます。
私の考えでも、仕事やプライベートの充実にリソースを割こうと考えれば、投資に割く時間を減らすことを考慮すべきだと思います。かつ投資効率はなるべく落とさないようにするべきです。
そう考えれば、投資の選択肢はインデックス投資に帰着すると思います。
「国内外の株だけに投資をするインデックスファンドか」「国内外の株式、債券、REIT(リート:不動産投資信託)などのアセットクラスに投資するインデックスファンドか」は検討の余地があるでしょうが、長期・積み立て・分散投資を行うことは重要です。
米国のFIREムーブメントを参考にしつつ、あなたの「炎柱」(日本版なので炎柱、と呼びたい)を作る取り組みを始めてみてはいかがでしょうか。