FIREの軸は「長期・積み立て・分散投資」にあり

 米国のFIREの指南本はいくつかあるようですが、私が手に取ってみた書籍では、長期積み立て分散投資を勧める章がありました。

 そもそもFIREは、貯蓄を最大化する項目がありますので、それを定期的に継続するようアドバイスする、つまり「積み立て」が要素に入っています。

 そして、ただ貯蓄するだけではなく「投資」をするように紹介されているのですが、

・インデックス投資をすれば紙くずにはならない(投資に失敗すると紙くずになるという誤解を解く)

・インデックス投資で十分な収益は確保でき、アクティブ運用の成績を上回ることがしばしばである(インデックス投資で十分な収益確保が期待できる)

・インデックス投資は、運用コストもアクティブファンドと比べて低い(高い手数料はしばしば金融機関の収益増でしかないことの指摘)

 ということを紹介し、分散投資を継続することを紹介しています。

 これもまた、まっとうなアドバイスです。「米国版・煉獄の炎」は、長期積立分散を推奨していたというわけです(なおFIREのメソッドはいくつかあるので全部がインデックス投資推奨とは限りません)。

 これは、日本人も素直に見習ってもいいようです。