株式投資でくやしい「あのとき買っておけば……」

 個人投資家の方と話をすると決まって出てくるのが「あのときこの株を買っておけば今ごろ大きな利益が得られたのに……」とか、「あのタイミングでこの株を売っておけば含み損を抱えることがなかったのに……」というセリフ。

 後になって振り返ってみると、例えばコロナ・ショックによる下落の初期段階である2020年2月下旬に保有株を売却していれば、その後の大きな下落による含み損を抱えることは回避できました。

 そして、コロナ・ショック後の立ち上がりである4月中旬にマザーズ上場の中小型成長株を買っていれば、その後の大きな上昇に、より多額の利益を得ることができました。

 しかし、これが実際にできた人はほんの一握りです。ほとんどの人は今になって「あのときこうしていれば……」と嘆くばかりです。

 でも、嘆いているだけでは株式投資での上達は見込めません。後になって後悔することを避けるためにはどうすればよいかを考えるべきです。