景気予測にベットする(賭ける)べきでない、景気1サイクル投資のススメ

 さて、景気の先行きに不確定要素が多く、不透明感が漂う今のような時、株式投資はどうしたらよいでしょうか? 私は、メインシナリオとして、今年後半にワクチン大量供給が実現して世界経済は正常化し、急回復すると想定しています。

 ただし、コロナ収束・景気回復が、2022年以降に遅れるリスクもあります。景気予測に過度にベットすべきではありません。

 私は、長期的な資産形成を考えるならば、景気予測から離れて、「景気1サイクル投資」を行うべきと考えています。景気は循環します。景気拡大→景気後退→景気拡大→景気後退と、延々と繰り返しています。景気1サイクル投資とは、景気が良くなったり悪くなったりする1サイクルを通して、株を保有し続けることです。

 もし景気の良いときに株を買ったならば、その後、景気が悪くなり、再び良くなるまで持てば、景気1サイクル投資となります。景気の悪いときに株を買ったならば、その後、景気が良くなり、再び悪くなるまで持てば、1サイクル投資となります。