11月の売買代金ランキング(人気株)

 10月までマザーズ最強モメンタム株、かつ最高流動性株として君臨していたBASE。ヘッジファンド勢が一番持っていた株がBASEだったと想像できるわけですが、11月は外国人がマザーズ株を大幅売り越し。ワクチン開発期待から始まったバリュー株買い/グロース株売り(巣ごもり関連株売り)のアンワインド局面で、海運株などがやたら買われる裏側で、BASEなどロング側のバスケットは売りだったと見られます。マザーズ主力のBASEやマクアケ、HENNGE、弁護士コムなど(いずれも10月に大きく上昇した銘柄群)が指数を大きくアンダーパフォームする形になりました。

 コロナポジティブ系の主力ネット株が売られる一方で、ワクチンに注目が集まる中、ひさびさにアンジェスがにぎわいました。また、テーマ株物色も盛り上がり、5G関連のJTOWERが売買を急増させながら最高値を更新。ジャスダックでは、ハーモニックが大きく上昇し、こちらも最高値に。時価総額は8,000億円を超え、メルカリやワークマンを抜いて新興株市場の時価総額トップ銘柄になりました。

市場 コード 銘柄名 11月末
終値
時価総額
(億円)
売買代金
25日
移動平均値
(億円)
月間
騰落率
東証マザーズ 4477 BASE 9,590 2,089 176.7 -14.7%
東証マザーズ 4488 AIinside 68,200 2,593 107.4 17.0%
東証マザーズ 4385 メルカリ 4,780 7,497 105.0 8.6%
東証マザーズ 4563 アンジェス 1,301 1,600 101.6 19.4%
東証マザーズ 4485 JTOWER 9,450 1,947 83.5 29.8%
東証マザーズ 4479 マクアケ 10,720 1,251 75.9 -9.3%
東証マザーズ 2160 ジーエヌアイ 1,948 848 64.2 8.2%
東証マザーズ 4475 HENNGE 7,040 1,127 52.7 -7.4%
東証マザーズ 3998 すららNT 6,380 411 47.8 5.6%
東証マザーズ 3923 ラクス 2,437 4,416 45.6 17.9%
東証マザーズ 6027 弁護士コム 11,290 2,513 45.1 -18.5%
東証マザーズ 4308 Jストリーム 5,850 821 45.0 31.8%
東証マザーズ 4480 メドレー 5,280 1,609 42.2 -9.4%
東証マザーズ 3914 JIG-SAW 9,780 660 41.5 35.8%
東証マザーズ 4478 フリー 9,220 4,476 40.6 11.9%
ジャスダック 2484 出前館 3,265 2,791 39.7 6.0%
東証マザーズ 7779 サイバダイン 887 1,219 36.7 24.2%
ジャスダック 6324 ハーモニック 8,330 8,023 36.5 21.1%
東証マザーズ 4483 JMDC 5,300 2,906 32.5 -3.5%
ジャスダック 7564 ワークマン 9,270 7,587 30.8 0.4%