1:コロナ相場を乗り切った「超」優良アクティブに注目

 2020年は、アクティブファンドの真の運用力が浮き彫りになった年だったと言えるでしょう。優良なファンドは「頭一つ」どころか「二つ、三つ」抜けた好成績を収めた一方、市場の波に上手(うま)く乗れず低位に沈んだファンドも少なくありませんでした。

 なお、株式市場の盛り上がりとともに人気が加速した米国株式については、テスラ、エヌビディア、スクエアなど、株価が急騰した銘柄を組み入れていたことで大きく成績を伸ばしたファンドも目立ちました。ただし、こうした特定の銘柄の影響力が大きく出たファンドは来年、少々割り引いて見た方がよいでしょう。

 そこで、優良ファンドを見極める一つの目安となるのが、楽天証券ファンドスコアです。1年ではなく、3年、5年など、中長期のファンドスコアが安定して高い(5または4)ファンドを絞り込んでいくのがポイントです。

2:20年選手の「超」長寿ファンドをチェック

 また、本数こそ決して多くありませんが、20年以上にわたって安定した成績を収めているファンドは、2020年のコロナ相場でも投資方針が大きくぶれることなく結果を残すことができました。そうした20年以上の運用実績を誇る、優良な「超」長寿アクティブファンドには例えば以下のような銘柄があります。

  1. 米国NASDAQオープンBコース
  2. DIAM成長株オープン
  3. One国内株オープン
  4. 利益還元成長株オープン
  5. MHAM USインカムオープンBコース(為替ヘッジなし)
  6. フィデリティ・アジア株・ファンド