Go Toキャンペーンはひとまず成功

 資金調達をしても、それでも本業が回復しないことには、苦しいまま。このままでは資金繰りに窮する企業が続出、倒産ラッシュになってしまいます。

 それを防ぐためにも、Go To Eat キャンペーン、Go To トラベル キャンペーンは、期待が高い政策です。

 内閣府「景気ウォッチャー調査」という調査があります。日銀短観が資本金2,000万円以上の企業を対象にした、経営者への調査という性格がある一方、景気ウォッチャー調査は街角景気調査として知られていて、タクシー運転手や小売店の販売担当、旅行代理店の従業員など現場視点の調査です。

 日銀短観のようなDIも公表しているのですが、「景気の現状に対する判断理由等」に景気の現状に対する判断の理由およびそれに対する追加説明等のコメントがまとめられているのが特徴です。

 景気ウォッチャー調査(9月調査)によると、Go To トラベル キャンペーンの効果や期待する声は多く、例えば、「週末や4連休においては、前年の7割近くまで来客数が回復している」、「タクシー予約について、観光貸切りでの利用が入り出すなど、Go To トラベル キャンペーン効果が出てきている」といったコメントが記載されています。

 Go To Eat キャンペーンは10月1日からですが、こちらも既に効果が出ています。飲食店の予約サイト「ぐるなび」は、10月1日から23日までのネット予約の件数が、去年の同じ時期の2.6倍に上っています。