TOPIXは下方向への意識が強い

 その一方で、TOPIX(東証株価指数)とマザーズの形状があまり良くありません。

■(図2)TOPIX(日足)とMACD(2020年10月23日取引終了時点)

出所:MARKETSPEEDⅡを元に筆者作成

 25日移動平均線がサポートとなっている日経平均に対して、TOPIXは反対に上値の抵抗となっています。

 下段のMACDも下降基調が続いていて、週末の23日(金)時点で0pラインを下抜けしそうになっています。MACDは短期と中期の移動平均線(EMA)の価格差の推移を示している線ですので、0pラインを下抜けるということは、短期が中期よりも安くなる、つまり、移動平均線の「デッド・クロス」と同じ意味になります。

 そのため、TOPIXは日経平均よりも下方向への意識が強いと言えます。