今週の指標:ドル/円

 米国の大統領選に向け、トランプ大統領とバイデン候補の政策や発言が注目され、為替相場動向の手掛かりとなりそうです。

 最新の情報ではバイデン氏がリードを広げており、同氏の勝利が高まればバイデン氏の政策は大幅増税でも、これをもとにした大型インフラ投資を考えており、長期的には米国経済の活性化につながるとの見方が増えています。そうなるとドル/円相場に対する支援材料となります。

 一方、追加経済政策はトランプ氏が先週末に包括的経済政策と民主党、共和党の提案の規模を上回る規模を提示しており、政治ショー化しています。期待が過剰に盛り込まれれば、政局次第で相場が混乱することになります。1ドル=105~107円のレンジを想定しています。