日経平均は2万3,000円を回復

 先週の日経平均株価は、1週間で369円下落し、2万2,920円となりました。6月以降、2万1,500~2万3,200円の範囲で行ったり来たりの相場が続いています。先々週、上値トライしたものの、先週はいったん打ち返されました。

日経平均日足:2020年2月3日~8月21日

出所:楽天証券、楽天DI2020年5月

 1月から7月まで一貫して日本株を売り越してきた外国人投資家が、8月の第1週(3~7日)と第2週(11~14日)に買い越しに転じたことが、日経平均が上値トライする原動力となりました。

外国人投資家による日本株現物・日経平均先物の売買動向(売買差額):2020年1月~8月(14日まで)

出所:楽天証券、楽天DI2020年5月

 8月第3週(17~21日)の外国人売買動向はまだ統計が出ていませんが、日経平均が反落したところを見ると、積極買いが続いているわけではなさそうです。外国人にとって日本株は「世界景気敏感株」なので、世界景気の回復色がもっと鮮明にならないと、積極的な買いは続かないと考えられます。