26週移動平均線がもうすぐ上向きに?

 続いて、週足チャートでも確認します。

■(図2)日経平均(週足)の動き(2020年8月7日取引終了時点)

出所:MARKETSPEEDⅡを元に筆者作成

 移動平均線の傾きを見ると、13週線と52週線が上向き、26週線が下向きになっています。

 26週間前と言えば2月14日あたりで、いわゆる「コロナ・ショック」で株価が急落に差し掛かったところです。このままいけば、もうすぐ計算期間から急落時が外れることとなり、26週移動平均線が上向きになる可能性があります。その際に13週と52週線の基調も維持できていれば、短期(3カ月)・中期(半年)・長期(1年)のすべてが右肩上がりとなります。となると、6月半ばから続いてきた2万2,000円台を中心とするもみ合いが、良い方向へ動き出しそうな期待も感じられます。