先週のレポート『いずれ訪れる通貨制度を巻き込んだ大惨事』で「マーク・ファーバー博士の月刊マーケットレポート」を紹介したが、エリオットの波動カウントでは、ドルインデックスは100を超えない限り、5年間の保ち合いを下放れて下落する波動になる可能性が濃厚となっている。

ドルインデックス(2008~2020年)

出所:マーク・ファーバー博士の月刊マーケットレポート(パンローリング)

「最も高くなるのは日本円とみている。FRBが利上げについて「考えることすら考えていない」のであれば、ドル安になる公算が大きい。」と、マーク・ファーバーは述べたが、ドル/円は皆がレンジ相場を予想する中、105円台割れの水準まで下落している。

ドル/円(日足)と売買シグナル グリーン=買いトレンド・オレンジ=売りトレンド

出所:パンローリングカスタムチャート・石原順インディケーター