6月の売買代金ランキング(人気株)

 3~5月の売買代金トップに君臨したアンジェスは、6月も安定のトップに。そのアンジェスは、26日に年初来高値を更新し、このタイミングでマザーズ指数も年初来高値に導きました(今のところ、ここがピーク)。新奇性のある材料のないなか、ボックス圏で推移。これほど、思惑だけで買われたバイオ株が、高値圏で空中戦を繰り広げるというのは記憶にない現象でした。とはいえ、値幅が狭かったこともあって、6月のアンジェスの売買代金は前月比で急減。25日移動平均売買代金は、5月末時点の660.2億円に対し、6月末は372.0億円でした。

 アンジェスに替わって、商いを激増させたのが2位のジャスダック上場テラ。アンジェスと同じく、新型コロナウイルス新薬開発からの思惑で急騰してきたバイオ株ですが…25日移動平均売買代金は5月末時点の67.7億円に対して、6月末時点では173.3億円。これ、時価総額の約5割に相当する金額で、なかなかお目にかかれない超高回転銘柄ですね。なお、6月IPO銘柄は、25日移動平均売買代金が計算できないため含まれておりません。

市場 コード 銘柄名 6月末
終値
時価総額 売買代金
25日移動
平均値
月間
騰落率
東証マザーズ 4563 アンジェス 2,235 2,749 372.0 5.7
ジャスダック 2191 テ ラ 1,388 325 173.3 24.2
東証マザーズ 7707 PSS 2,467 650 86.5 49.8
東証マザーズ 4493 サイバセキュリ 6,090 565 77.6 20.9
東証マザーズ 4588 オンコリス 3,170 454 70.8 92.4
東証マザーズ 4571 ナノキャリア 566 374 59.2 93.2
東証マザーズ 2158 FRONTEO 812 310 57.2 7.4
ジャスダック 7564 ワークマン 9,470 7,751 49.5 7.6
東証マザーズ 6027 弁護士コム 10,260 2,284 48.6 18.8
東証マザーズ 4385 メルカリ 3,330 5,198 45.2 3.7
東証マザーズ 4488 AIinside 32,250 1,196 44.4 37.2
ジャスダック 2702 マクドナルド 5,820 7,738 42.5 1.6
東証マザーズ 3911 Aiming 851 324 36.6 17.7
東証マザーズ 4434 サーバーワクス 20,230 693 36.4 14.7
東証マザーズ 4480 メドレー 3,705 1,046 34.0 -4.9
東証マザーズ 4485 JTOWER 5,680 1,166 33.6 17.7
東証マザーズ 4564 OTS 146 257 31.1 30.4
東証マザーズ 3998 すららNT 4,005 254 30.4 125.0
東証マザーズ 4478 フリー 4,885 2,360 28.8 -7.8
東証マザーズ 6095 メドピア 2,782 579 28.6 1.2
【単位】時価総額:億円 売買代金25日移動平均値:億円 月間騰落率:%