ひとまず上昇が一服しそうな兆し
そこで、トレンドと過熱感の視点でも相場の勢いを見ていきます。下の図4は前回も紹介した日経平均日足のボリンジャーバンドです。
■(図4)日経平均(日足)とボリンジャーバンド(2020年6月5日取引終了時点)
前回のレポートでは、「▲2σ(シグマ)の向きに注目」としました。ボリンジャーバンドでは、トレンドが発生している反対側のバンドの向きが変わると、いったんトレンドがストップする傾向があるからです。
実際に、先週の▲2σの傾きは下方向から横ばいへと変化しており、ひとまず上昇が一服しそうな兆しが出ています。ただし、今週は週末12日(金)にメジャーSQが控えているというスケジュールで荒い値動きが想定され、読みにくくなっています。