(今週の指標)NYダウ平均株価

 今週のNYダウは、引き続き金融追加刺激策や経済活動の再開による各種経済指標の改善への期待が下支えとなり、高値を探る展開が想定されます。米中対立懸念が高まっており注意が必要です。

 米国では納税期限の関係で「4月に買って5月に売る」という諺(ことわざ)がありますが、チャートをみると4月29日の2万4,764ドル、5月21日の2万4,718ドルとダブル天井に近い形となっていますので、NYダウが2万4,000ドルを大きく下に切ってくるとチャートでは、短期の売り転換となり、5月14日の2万2,789ドルを切ると売り転換が強まります。

 一方、4月29日の2万4,764ドルを終値で上回ってくれば2万6,000ドルが次の上値ポイントとなります。