守りの高配当利回り株5銘柄
世界景気が減速しても業績への影響が相対的に小さいと考えられる「ディフェンシブ株」の中から、配当利回りが高めで、株価が割安と私が考える銘柄を選びました。
守りの高配当利回り5銘柄:2020年4月28日時点
コード | 銘柄名 | 主要事業 | 配当 利回り |
最低 投資額 |
---|---|---|---|---|
2503 | キリンHD | ビール | 3.1 | 207,000 |
2914 | 日本たばこ産業 | タバコ | 7.7 | 200,050 |
8766 | 東京海上HD | 損害保険 | 4.5 | 496,700 |
9432 | 日本電信電話 | 情報通信 | 3.7 | 252,200 |
9433 | KDDI | 情報通信 | 3.6 | 318,500 |
単位:【配当利回り:%】【最低投資額:円】 出所:配当利回りは、今期1株当たり年間配当金(会社予想)を4月28日株価で割って算出。最低投資額は、4月28日終値で最低投資単位100株を買うのに必要な金額 |
東京海上HDをディフェンシブに分類したのは、私の考えに基づきます。損害保険は、今のコロナ・ショックの影響で直接受ける悪影響はそんなに大きくないことから、ディフェンシブに分類しました。あえて言えば、貿易の減少で貿易関連の保険は悪影響を受けるかもしれません。ただし、自動車に乗る人が減り、自動車事故が減っているので、短期的に自動車保険の損益が改善するというプラス効果が予想されます。
ただし、株価の動きは、けっしてディフェンシブとは言えません。運用で多額の株式を保有しているからです。日経平均が急落する局面では、保有株式の値下がりにより損保株も売られます。一方、日経平均の反発局面では、保有株式が値上がるため、損保株の上昇率も高くなる傾向があります。
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