先週の日経平均は、原油先物暴落を嫌気して下落
先週の日経平均株価は、1週間で635円下がり、1万9,262円となりました。週初、原油先物の暴落を嫌気し、NYダウ・日経平均とも急落したものの、週末にかけて原油先物が反発すると、NYダウ・日経平均とも持ち直しました。
20日、WTI原油先物(5月限)は1バレル▲37.63ドルと、史上初のマイナス価格で引けました。原油暴落により「逆オイルショック」【注】が起こる不安が高まり、NYダウ平均株価が大幅下落すると、22日に日経平均は一時1万8,858円まで売られました。
【注】逆オイルショック
「オイルショック」とは、原油急騰により世界景気が悪化すること。これに対し、原油急落で世界景気が悪化することを「逆オイルショック」と呼ぶ。原油の急落スピードがあまりに速いと、資源国だけでなく、原油の輸入国まで景気・企業業績の悪化に見舞われ、世界全体の景気が悪化する。
ただし、その後、原油先物が反発すると、NYダウ・日経平均ともに持ち直し、週末には日経平均は1万9,262円まで戻りました。