先週1週間の値動きを確認し、今週1週間の値動きを考える参考材料を探しましょう。

ビットコイン、2週連続の上昇率1位

 先週、ビットコイン[暗号資産]が上昇率1位となりました。ビットコインは先々週も上昇率1位だったため、2週連続の上昇率1位です。(上昇率は、先週が+15.3%、先々週が+7.9%)

 参照している楽天ウォレットの1ビットコインあたりの価格は、この2週間で、80万8,696円から1,00万5,236円まで、およそ24%上昇しました。

 昨年11月下旬に、ビットコイン価格は1ビットコインあたり80万円前後まで下落しました。その後、年末まで、短期的に70万円台まで下落する場面がありながらも、おおむね80万円をキープしました。

 そして今年に入り、反発色を強め、80万円台から90万円台の節目へ上昇。その後も上昇の流れが途切れず、先週、およそ2カ月ぶりとなる1,00万円台に達しました。今年も、ビットコインの目まぐるしい動きが目立つ展開が続いています。

 一方、▲9.5%と大きく下落した天然ガス[商品]が、下落率1位となりました。

 1月15日、米中貿易戦争において「第一段階の合意」に署名がなされ、引き上げ合戦を行ってきた関税の引き下げや、中国の一部品目の輸入拡大に期待が集まりましたが、エネルギー分野においては、中国がLNG(米国産液化天然ガス)に課している関税25%を撤廃しない方針を示したため、天然ガスの消費が増加する期待が後退し、価格が下落しました。

1月13日(月)~ 1月17日(金)までの週のジャンル別騰落率

※楽天証券のマーケットスピードⅡのデータより楽天証券作成
※騰落率は当該週の週足の始値と終値を参照して算出。(終値-始値)/始値
※ビットコインは楽天ウォレットのビットコイン/円を参照。日本時間の月曜日午前6時と土曜日午前6時を比較
※プラチナはCME(シカゴマーカンタイル取引所)の先物(中心限月)価格を参照。