横ばい・下落の可能性:年末までは足元の株価水準を維持?

 まずは、横ばいの継続・下落に転じてしまう可能性について考えてみたいと思います。

■(図2)日経平均(日足)の動き その2(2019年12月20日取引終了時点)

出所:MARKETSPEEDⅡを元に筆者作成

 上の図2は期間が長めの日経平均の日足チャートです。ここで注目するのは株価の上昇局面が比較的長く続いた局面です。約1~2週間のもみ合いを経て天井圏を形成している場面が多く見られます。

 足元の状況をこのパターンに当てはめるのであれば、まだ数日間のもみ合いが続いてもおかしくはないですし、今年の残りの営業日数を考えると、株価が大きく動くのは年内ではなく、年明け以降になるのではないかと考えることができます。したがって、日柄調整のペース的には余程の悪材料が出てこない限り、年末まで足元の株価水準を維持していくというのが基本的な見方になりそうです。