益出し・損出しで節税するならいつまでの売却が必要?

 年末のこの時期になるとよく耳にする言葉が「益出し」「損出し」。益出しとは含み益のある株を売却して利益を実現すること、損出しとは含み損を有する株を売却して損失を実現させることです。

 詳しくは今週の「知って納得!株式投資で負けないための実践的基礎知識」で説明していますが、まだ使いきれていない繰越損失を使って節税するならば益出しを、今年の利益を圧縮して節税したいのならば損出しをする必要があります。

 2019年の株式市場は12月30日まで開いていますが、特定口座の場合は12月30日に益出しや損出しの売却をしても間に合いません。12月30日の売却は受け渡しが2020年になってしまうからです。

 年内受け渡しベースの最終売買日は12月26日です。益出しや損出しをするのであればこの日までに売却をしておくようにしてください。