先週1週間の値動きを確認し、今週1週間の値動きを考える参考材料を探しましょう。

ビットコインは小動き、原油が上昇率1位

 この数週間、ビットコイン[暗号資産]は、上昇率あるいは下落率の上位に位置するほど、週ベースの変動率が大きい状況が続いていました。しかし、先週は、▲0.5%と、比較的小幅な変動となりました。

 先週、上昇率が1位だったのは原油[商品]でした。OPEC(石油輸出国機構)が総会を開き、現在行っている生産量の調整規模を拡大することを決定したことで、世界の石油の需給バランスが引き締まる観測が強まり、価格が上昇しました。OPECの生産量の調整(減産)について、詳細は、筆者の「アラムコを2兆円企業に!原油価格を維持したいサウジの政治圧力と追加減産」をご覧ください。

図:ジャンル横断・騰落率 12月2日(月)から12月6日(金)

※ビットコイン[暗号資産]の価格は楽天ウォレットの円建て価格を参照します。

※楽天証券のマーケットスピードⅡのデータより楽天証券作成
※騰落率は当該週の週足の始値と終値を参照して算出。(終値-始値)/始値
※ビットコインは楽天ウォレットのビットコイン/円を参照。日本時間の月曜日午前6時と土曜日午前6時を比較
※プラチナはCME(シカゴマーカンタイル取引所)の先物(中心限月)価格を参照。