日本株は買い場の判断を継続

 東証一部の平均PER(株価収益率)は約14倍、平均配当利回りは約2.5%です。日本株は、PERや配当利回りなどの株価指標で見て、割安と判断しています。

 今期の企業業績(会社予想)がこれから大幅に下方修正されない限り、日本株がPERで割安な状況は変わりません。日本株は、買い場との判断を継続します。

 米景気が失速する懸念が出ていますが、私は、米中貿易戦争がいったん休戦に向かう前提にたてば、2020年に中国景気・米国景気ともに回復に向かうと見ています。第4次産業革命が進む中で、AI、IoT、ロボット、半導体、5Gへの投資が世界的に盛り上がると予想しています。

 貿易戦争がさらにエスカレートし、世界景気の悪化するリスクもありますが、日本株の割安な株価を勘案すれば、ここで日本株の投資を増やしていくことが、長期的な資産形成に寄与すると判断しています。

 

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